(初ブログ)大切なことは・・・

2014年09月13日 17:04

HPを開設して初ブログです。

初回から内容が重い、クサいと言われそうですが、散々迷って結局今回の内容を書くことにしました。

HPの開設については気恥ずかしいとか、めんどくさいとか色々ありましたが、大切なことは何か・・・を自分の中で決め、今日やっと立ち上げができました。

記念すべき初回ブログの内容として、その大切なこと、について書いておこうと思います。

 

いきなりですが、先日『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス著)を読んで号泣しました。

最後が感動的だった、のもありますが、何よりも最近感じていた悩みについて触れる部分が大きかったんです。

 

社労士補助の仕事に転職してからとある悩みがつきませんでした。

それは、「知識がついても、人を助けられない」ということです。

そんな大それたことを・・・!と思うかもしれませんが、私はこれまで知識があれば役に立てると信じて頑張ってきたところがあります。知識をつけることで経験をカバーできると信じていました。

 

健康で何も問題のないときには気がつかない労働保険、社会保険、雇用保険などが役に立つ時、つまり、雇用の継続が困難になった!という局面を迎えた時、自分が受けられる各種保険の手当てや救済について無知であれば、請求のしようがありません。

そして、これら保険の手当てや救済は、その多くが本人からの「請求」によって施される仕組みになっています。

つまり、知らなければスルーされ、やがて時効(保険給付にはたいがい給付の時効があります)を迎え、「そうだったのか!」と知った時には手遅れ、ということだってあり得ます。知らずに既得権を手放してしまうことだってあり得ます。

なので、何よりもまずはその制度などについて知識をつけることが大切です。

 

そう思って試験勉強を頑張っていましたが、ここ最近、友人の相談を受ける中で「知識があったって意味が無い」と思うことが続きました。

詳しい内容は伏せますが、要は、調べれば調べるほど「どうこういってもどうにもならない」という答えしか出てこなかったんです。

つまり、その人の前提条件が、どんな手を使ってもどうにもならない、どうにも助けられないものだったので、この方法なら通るか?と思った方法が全て合法にNGという結果にしかならなかったんです。

当然ながら、別にNGという答えがほしくて調べているわけではないので、なんだか無力感でいっぱいでした。

 

折れた心に『アルジャーノン~』の話が刺さり、涙が溢れて止まらなくなりました。

「もう、本当に無力でしょうがないんだよ」と弱音を吐く私に、パートナーが「大切なことはね」と言ってくれました。

「大切なことはね、その人を助けたい、役に立ちたいと思う気持ちと、そのために時間を割けるってことだよ」

そんなことを言われたら余計涙が出てきて、翌日はえらいまぶたが腫れて顔が大変なことになりました(笑)

 

きっと、業界・職種に関わらず同じような悔しい思いをすることは誰にでもあるんだろうな、と思います。

全然実らず、なんのために頑張ってるのか分からなくなることとか、無力感でいっぱいになることとか。

 

気持ちを持ち続けるとか、頑張り続けることというのは本当に難しいです。

でも、いつか私の乏しい知識でさえ役に立つ日がくるかもしれないから、やっぱり頑張りたいです。

 

そんな初ブログだったんですが(どんなだ・・・)、これから必要な人に届くかどうかも分からないけど、もしかしたら必要になるかもしれませんので、ブログのカテゴリーに少しずつ記事を更新していきます。

少しでも、どこかの誰かの役に立てることを祈っています。